突然ですが、学生の皆様に質問です。皆様は「クラスTシャツ」に対して、どんなイメージを持っているでしょうか。多くの方は「クラスメイトと絆を深めるための服」という認識でしょう。人によっては「子供っぽい取り決め」と考える方もいるかもしれません。

しかしイメージがどうであれ、何れも大人から見ると「思い出」という形になるのです。大人になると、学生時代を振り返る方法は限られていきます。学生時代の友人とも連絡を交わさなくなり、写真や記憶を頼りに振り返ることが多くなってくる中で、クラスTシャツは形として残る貴重な「思い出の象徴」になり得るのです。クラスTシャツといえば、学校祭や体育祭等の祭事で着用することが殆どでしょう。

そして、そのクラスを一言で表現するフレーズ、クラスメイトの名前やあだ名が、メモ書きのように記されています。Tシャツからはイベントの思い出が蘇り、そこに書かれているフレーズや名前からはクラスそのものと培った思い出が溢れてきます。たとえそれが楽しい思い出でなくとも、過去を明確に振り返ることが出来る物というだけで価値が生まれます。大人にとっては、それだけで貴重品となるのです。

そしてもう一つ、当たり前ですがTシャツなので「着る」ことが出来ます。大人はこれを着るだけで、生き生きとしていた「学生」の頃へ戻ることが出来るのです。まだ青春を謳歌している皆様にとっては「何をくだらない」と思うかもしれませんが、大人になるとこんな「くだらない」ことが、思わぬ心の支えとなるものです。年齢を重ねても尚、毎日を乗り越えるための手助けをしてくれます。

今、クラスTシャツに無関心な皆様も、どうか未来の自分への投資だと思って前向きに取り組んでみませんか。きっといつか、貴方の心を救ってくれる時が訪れます。